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2009年9月11日

紀伊國屋書店から「今月のイチオシ!」

「いいなぁ、下に紀伊國屋さんがあるなんて・・」
キャリアバンクが、2005年にsapporo55に移転した際、
よく言われたのがこの言葉です。

紀伊國屋店内.JPG(すっかり慣れてしまいましたが、確かに便利です)

「本屋さんの上にある人材会社」が弊社の隠れコンセプトだと、
ひそかに思っていた小生。
いつの日かきっと、コラボする日が来るだろうと思っていました。
そしていよいよ今月から、紀伊國屋書店の店員さんによる
リレー方式の「オススメ本」シリーズをスタートすることになりました。

紀伊國屋ぷりずん手に取るK氏.JPG(最近は警察モノの小説も多いですね、とK調査役)

記念すべき第一回目のコメンテーターは
文芸書・道内出版物ご担当の、近藤さん。
1階売場の彼女が選んだ一冊は、「プリズン・トリック」。

紀伊國屋プリズントリック.JPG(遠藤武文著、講談社から税込1,680円)

【オススメコメント】

本年度江戸川乱歩賞受賞作。
乱歩賞は一般人が応募する賞なので、著者の初単行本。
選考委員の東野圭吾に、「乱歩賞史上最高のトリック」と言わしめた作品。
これだけでも気になってしょうがない。
タイトルの通り、刑務所内での密室殺人。
え?どうやって?と思った方、是非手に取っていただきたい。
次々と展開される新事実に、ページが止まらないことは間違いないはず。
新人なので、完璧な作品とは言い難いが、最初から惹きつける力があり、面白く読めた。
帯に、「そして必ず、二度読む。」とあるように、
私も何度もページを戻って二度読みし、なるほど、と思った。
秋の読書の一冊にこのミステリーを加えてみてはいかがだろうか。

紀伊國屋しみじみ書評.JPG(「ふむふむ」と、このコメントに釘付けの読書家Y女史)

まさにこれから読書の秋。
かなり夢中になる一冊のようなので、
休日前の夜に、思う存分二度読みしてみませんか?
「プリズン・トリック」は、ただ今1階正面入口そばに平積みされています。

(広報F)