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2009年10月 6日

紀伊國屋書店から「今月のイチオシ!」

先日の夜、きれいな満月が見えました。
季節はもう秋、すっかり夜は肌寒い札幌です。
そして本屋さんに足を運んでも、四季を感じることがあります。

紀伊國屋カレンダー.JPG(もうカレンダーの季節になったんですね)

さて、今月も紀伊國屋書店さんから、一冊の本をご紹介いただきました。
その本は2階「自然科学」コーナーに平積みされているとのこと。

紀伊國屋ガイコツ.JPG(隣の医学・看護コーナーにはガイコツが展示されていてビックリ!)

紀伊國屋書店札幌本店、第二課の伊藤さんが推薦してくださったのはこちら

牛を屠(ほふ)る」【解放出版社】
2009年7月刊 1,575円(税込)
佐川光晴著

紀伊・牛表紙.JPG(味のあるタッチのポップが目を引きます)

書店員・伊藤さんの書評より

『ジンギスカン、チキンスープカレー、味噌チャーシュー麺、
 いずれも肉が使われている。
 普段肉を食べている私達は、それがどうやって切り身になっていくかをあまり意識しない。
 しかし動物を肉にしていく過程がある。
 それが屠殺である。』

紀伊國屋ふたり.JPG(撮影当日、伊藤さんがお休みのため、代打で写ってくださったお二人)

『本著「牛を屠る」の中では、豚、牛の屠殺の過程や、
 実際に働いていた著者の実体験が詳細に書かれている。
 ハローワークで希望する仕事を
 「屠殺場の作業員」
 と偶然に言ったことではじまった著者の仕事の日々を味わえば、
 普段食べている肉に何か感じるものが生まれるかもしれない。
 怖いもの見たさであっても一読の価値アリ!』

紀伊國屋牛2.J<br />
PG(その本の隣には、こんな本もありました)

いまや一人でホルモンを食べに行く女性をを「ホルモンヌ」と呼ぶほど
すっかり市民権を得たホルモン&焼肉。
でもその肉の生産現場、屠畜に携わる人々への 「差別」問題など、
オイシイお肉の影には、長い日本の歴史と悲しみが渦巻いています。

おくりびと」もそうですが、
これまでタブーであった事が、少しずつ注目される時代になったのですね。
あぁ・・ホルモン食べたい!

(広報F)