2017 12 / 25

~その49~ 具体性の持つ力

正直なところ曖昧な表現は便利です。

 

「必ず~します」という強い断定表現を用いながら

「~」の中身を曖昧にする手法(達成の根拠が曖昧)は今の社会に溢れています。

 

やんわりと否定したい = 相手を傷つけたくない 

という日本人の理論も分かりますが、上手に伝えられないとただの嫌な人になってしまいます。

 

「行けたら行く」と言われたらイヤですよね・・・?

それなのに、ビジネスの中にもこの「行けたら行く」に近い表現が非常に多いです。

 

「夕方までに電話します」

 

使っていませんか?

 

夕方って何時ですか?

いつまでその人は電話を待てばいいのですか?

 

それならば「16:00までに電話します。出来ない場合はその後一度入電をしますので

折り返せるタイミングで折り返し願います。」くらいで伝えたほうが良いと思います。

 

具体的な時間と行動を示唆頂いた方が、きっと相手は助かるはずです。

 

「約束できない可能性が有る」という理屈は十分に分かりますが

相手の時間をいたずらに縛ることも失礼です。

 

仮に約束を反故にすることがあったとしても、ビジネス上でしっかりとした理由があれば

皆様納得いただけるのではないでしょうか?

 

私は気にしません。

 

数字の具体性は、未来においても過去においても重要なファクターです。

なんとなくの気遣いの感覚が、大きな差に繋がります。

 

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