2018 11 / 02
~その105~ 合理的な解釈がしたいという感情
合理的に、論理的に説明するというノウハウ本
が本屋には溢れています。
ふと考えたことは
「なぜ人は合理的に説明されたいのか?」ということです。
少々アイロニカルな表現になってしまいますがそこには
人は合理的に解釈をしたいという感情 が強く出ているということではないかと考えています。
人は何かの物事を解釈する際に
自分なりに合理的な理解をしたいという想いを持っていると思います。
その方が自分なりに理解しやすいし
自分自身を納得させやすいからとでも言いましょうか。
私の仕事においては、転職理由等に強くその感情が現れます。
・給与条件がいい
・残業時間も少ない
・人間関係も良い
・仕事も楽しい
だから
→ 仕事を辞めたい
という転職希望は、なかなか企業には通じません。
「良い就業環境ならば、転職をする必要が無い」という
合理的な解釈(つまり感情)が最も堅固であるためです。
「辞めなくてもいいのではないか?」
「何か隠し事があるのではないか?」
という解釈をされてしまうことが、ある意味合理的なわけです。
つまり転職をするには
何かネガティブな要因合った方が合理的なわけです。
先ほどの表現を流用するのであれば、
・給与条件が良くない
・残業時間が多い
・人間関係が良くない
・仕事にやりがいが無い
だから
→ 仕事を辞めたいという説明をした方が
相手に伝わりやすい = 相手が合理的に解釈しやすいわけです。
感情的であることは合理的であることの対極
にある様に感じるかもしれません。
しかし私はむしろ合理的という概念が感情的という概念の一部として包括されている
というイメージを持っています。
相手が合理的な解釈をしやすいように話を伝えることが重要な理由とは
相手が合理的に理解したい = 合理的ではない説明に関しては、自分なりに合理的と判断するロジックを組んでしまう
と、まとめておきます。
ただ、全ての出来事が合理的に説明できるわけではないことが残念ですね・・・。
不完全であることこそが、人間らしいのかもしれませんが。
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