2018 12 / 28
~その143~ 認知的不協和がもたらすもの
認知的不協和とはざっくり言うと
自分の状況を何かしらの理由をつけて正当化することです。
人間が生きていく上で必要な能力ですが
人の感覚を麻痺させてしまうことにも繋がります。
イソップ物語のすっぱいぶどうという話が
主にこの認知的不協和の例として挙げられます。
1匹のキツネが木になっているぶどうをみつけます。
食べたいけど、届かない。
食べたいけど、取れない。
そこでキツネは「どうせあのぶどうは酸っぱいよ!」
と言って去っていきます。
ここではぶどう=酸っぱいの式は成り立っていません。
勝手な解釈です。
しかし、食べたいのに取れないという事実を曲げて
食べたくないから取らないという解釈にしています。
食べたいけど食べられないぶどうを酸っぱいとネガティブに
解釈をさせて正当化しています。
できないことを「しなくてもいい」という解釈をして
正当化してしまう。
これが日常生活にも非常に多いですね。
しかも無意識にしてしまうわけです。
・給与が少ないのは仕事が楽しいからだ
・休みが少ないのは仕事が充実しているからだ
・給与が多いのは期待が大きいからだ
全て勝手な認知的不協和です。
全て正しいとは限らないわけです。
心の安定化にはいいのかもしれませんが
多用していると成長はありません。
意識しながら
この認知的不協和と付き合っていきましょう。
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