今後の組織の幹部候補生である20代後半から30代前半の若手社員向けに仕事の進め方に関する研修を実施しました。
2024年12月26日
カテゴリー:事例紹介
道内金融機関に所属する若手幹部候補生向け(30名弱)に、対面・集合型で仕事の進め方に関する研修を当社セミナールームで実施しました。
カリキュラム概要
1.業務進め方~PDCAサイクルとOODAループ
(1)PDCAサイクルとは・・・計画を立ててから行動する流れ
- Plan:計画:目標を設定しそれを達成するための実行計画を策定
- Do:実行:計画通りに実行し記録を残す
- Check:評価:目標の達成度合と行動の分析
- Action:改善:Checkでまとめた分析・検証結果の改善点を検討
(2)OODAループとは・・・状況に応じて即行動
- Observe:観察:固定概念や主観を排除し環境や状況を意識的に観察
- Orient:情勢判断:経験や分析を駆使し仮説を立て方向づける
- Decide:決断:省力化のステップ。意思決定をする
- Act:実行:決断したら即実行。計画を立てずにスピード重視
(3)OODAループが登場した背景
VUCAの時代、未来は複雑で予測不可能な現代においては、スピーディな意思決定が必要であり、状況に合わせた臨機応変な行動こそが重要であるから。
2.指示にすれ違いや勘違いが発生する理由
(1)言葉や物事に対する「認識」は人それぞれ異なる
「緑色でお願い」と指示しても「緑の色味」のイメージは新緑カラーか、深緑カラーか等人によって違う。
「認識のズレ」を前提に確認やすり合わせが必要。
(2)指示は期待しすぎになりがち
「Aをして」と指示しても心の中では「当然Bもしてくれるよね」と淡い期待を持ちがち。
しかし指示を受け取る方は言葉通りに「Aに全力投球だ」と考える可能性が高い。「常識や機体のズレ」を前提に言葉での確認が必要。
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