今後の組織の幹部候補生である20代後半から30代前半の若手社員向けに自社の組織分析を行う研修を実施しました。
2024年12月26日
カテゴリー:事例紹介
道内金融機関に所属する若手幹部候補生向け(30名弱)に、対面・集合型での自社の組織分析を行う研修を当社セミナールームで実施しました。
カリキュラム概要
1.事業ドメインを考える~自社が「何屋」であるかを考える
- 組織には「本来業務である物理的ドメイン」と「付加価値業務である機能的ドメイン」がある
- 事業ドメインの例(鉄道会社のドメインは何か?)
- ドメインを考える上でのポイントは3つ~「競合」「収益源」「地域との繋がり」
- 自社の物理的ドメインと機能的ドメインを考え、発表する
2.3C分析をする
(1)3Cとは
- Company~自社シーズ:自社が保有する経営資源
- Competitor~競合社シーズ:ライバル社が保有する経営資源
- Customer~顧客ニーズ:顧客が必要するサービスや商品
(2)3つの円が重なる部分・重ならない部分を考える
- 一般の市場(自社シーズと競合社シーズと顧客ニーズが重なる部分)
- 自社だけの独自商品・サービス(自社シーズと顧客ニーズが重なる部分)
- 競合社だけの独自商品・サービス(競合社シーズと顧客ニーズが重なる部分)
- 顧客ニーズはあるが、商品やサービスが存在していない部分
- 自社にある経営資源で活用されていない部分
(3)現在の自社を取り巻く環境や状況を円で表し、重なり部分・重なっていない部分を説明する
手法
個人ワーク→グループディスカッションという流れで、自分の意見を確立しながらも他者の意見を参考にする形式を取りました。
それにより情報交換・共有が進み、議論が活性化しました。
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