キャリアバンク人材開発プログラム

2025年3月5日

カテゴリー:コラム

コーチングとは相手の考えや自立性を引き出す関わり方・会話法のことで、コーチングをすることで相手が自ら考え、気付くことを援助するために行います。

コーチングの語源は『馬車』であり、人を行きたい場所へ連れていく、という意味があります。

コーチングには3つのスキルがあります。

1.傾聴

育成対象者の話や考えをじっくり聴くこと。

傾聴で大切なのは相手の話に関心を持ち、積極的に『聴こう』と意識することです。そのためには相手に対して先入観や固定観念を持たず、100%向き合うことがポイントです。

またうなずき、あいづち、言い換え等のスキルを用いて、相手がリラックスした状態で話すことが出来る環境を作るように心がけ、相手の想いに共感的理解を示します。

2.質問

育成対象者のゴールを考えて適切な質問を投げかけること。

相手の自発性を引き出すような問いかけをすることで、相手の思考を広げたり掘り下げたりして相手が気づかないことを具体化したり、見える化することが狙いです。

コーチングの前提は『すべての答えは相手の中にある』です。ただし相手は『答えが自分の中にある』と気づいていないことが多いため、やみくもに質問するのではなく、相手が答えに自然と気づくような的確な質問を投げかけます。

質問の種類としては以下の4つがあります。

①過去質問:過去に起こった出来事を問う

『どうしてそのような対応をしたのですか?』 『その時、どんなことを考えていましたか?』

②未来質問:目標達成に向け支援する 

『今後はどうすれば良いと思いますか?』 『どんなサポートが欲しいですか?』

③否定質問:否定的な言葉を使う 

『なぜミスがなくならないのですか?』 『時間を守れない理由は何ですか?』

④肯定質問:肯定的な言葉を使う 

『どうしたらスムーズに進むと思いますか?』 『今のスピードを倍にする方法は何ですか?』

3.承認

育成対象者のやる気が出たり、モチベーション(意欲)が続くような言葉をかけること。

相手の行動や考え、発言内容を認め、支持することがポイントです。

承認の種類としては以下の4つがあります。

①成果承認:実際に出来たこと・達成したことを伝える

『今月は目標達成率が100%を超えたね』 『チームの成績が前期を上回ったね』

②成長承認:以前より能力が向上したことを伝える 

『最近、申請書作成にミスが無くなったね』 『上手に紹介できるようになったね』

③存在承認:事実を確認・観察したことを伝える 

『おはよう、今日は顔色がいいね』 『昨日は具合が悪かったようだけど、今日はどう?』

「初めて部下を持つ社員に適切な研修を受講させたい」
「管理職として必要な知識を身に着けて欲しい」
「全員に見つけてもらい、職場環境を良くしたい」

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