キャリアバンク人材開発プログラム

2025年3月17日

カテゴリー:コラム

部下や後輩を指導する際、気を付けたいポイントは3つあります。

それは『指示を出す時』『ほめる時』『指導・注意をする時』です。この3つの行動におけるポイントをしっかりと押さえておけば部下・後輩との信頼関係が構築でき、スムーズに育成・教育することが可能となります。

1.指示の出し方のポイント

部下や後輩に業務を確実に遂行してもらうために、上長は指示を出します。

折角の指示が思惑通りに伝わるための指示の出し方のポイントは5つです。

(1)話を省略しない:相手が理解できるように丁寧に説明する

(2)期限と優先順位を示す:『いつまでに』を明確にし、取り組んで欲しい順番も明らかにする

(3)具体的な行動を指示する:『整理整頓してほしい』ではなく、『種類ごとにボックスに分けて入れてほしい』等の具体的な行動を述べる

(4)期待水準を伝える:『みんなが使いやすいように』ではなく、『ラベルを見ただけで中身がわかるように』等の期待値を述べる

(5)相手がどのように理解したかを確認する:出した指示を復唱してもらう

2.ほめる時のポイント

部下や後輩が期待通りの行動を取ってくれた時、『ほめる』というフィードバックをすることで部下や後輩のモチベーション(やる気・意欲)は上がります。

積極的に褒めることを心がけます。ポイントは4つです。

(1)その人なりの長所を見つける:上長は常に部下や後輩の長所を探す努力をする

(2)前回と比較して良くなったところを具体的に伝える:『前より書類作成が早くなったね』

(3)仕事の成果に対して感謝の言葉を口にする:『ありがとう、これが完成してとても助かったよ』

(4)仕事ぶりに対してねぎらいの言葉をかける:『今日はお疲れ様、ゆっくり休んでね』

3.指導・注意をする時のポイント

上長は必要な際にはしっかりと部下や後輩を指導・注意しなければいけません。指導や注意は管理職の仕事のひとつです。『嫌われたくない』『関係がこじれるかも』と後ろ向きにならず、自分の仕事の一環として正々堂々と注意します。

ポイントは6つです。

(1)気付いた時にタイムリーに時間を空けずに指導・注意する

『あっ』と思った時に呼んで『今の言葉遣いは良くなかった』等と注意する

(2)指摘対象の『行為』を叱り、『人格』は否定しない

上長が『職務行動』を指摘するのは当然。『だからお前はだめなんだ』と人格を否定しない

(3)原因追及で終わらず、前向きで建設的な指導をする(行動を改善させる)

『では次からはどうすべきか』と次の行動を考えさせる

(4)抽象的な表現は避け、具体的に示す

『もっと丁寧にしなさい』ではなく、『端と端をきっちりと合わせて折りたたむように』等と具体的に説明する

(5)公平さに気を配る

えいこひいきはもってのほか。公平ではない上司は誰からも信頼されない

(6)アフターケアをする

注意した後は、気持ちを切り替えて快活に話しかけたり、『期待しているからね』と声をかける

「部下への接し方がわからないと悩む社員に適切な研修を受講させたい」
「管理職として必要な知識を身に着けて欲しい」
「適切なコミュニケーションができる職場づくりをしたい」

そのように考えるご担当者様、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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