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アンコンシャス・バイアス研修(札幌・実施)
2025年2月13日
カテゴリー:コラム
多様性が強みの社会へ – 札幌市が職員の意識改革を推進
高齢者人口の増加やグローバル化の進展に伴う外国人人口の増加、価値観の多様化等の昨今の社会情勢を踏まえると、「誰もが互いにその個性や能力を認め合い、支え合う、多様性が強みとなる社会」を指す共生社会の実現は喫緊の課題となっています。
札幌市では、2024年ユニバーサル推進本部を設置。ユニバーサル(共生)社会のの実現に向けた施策を全庁的に推進しています。その一環として、2025年1月に管理職を対象としたアンコンシャス・バイアス研修を実施し、職員の意識改革を促進しました。
研修概要
研修目的:
・差別や偏見がなく、誰もが互いにその個性を尊重され能力を発揮できる、多様性と包摂性が強みとなる社会(共生社会)の実現に向け、市職員の意識醸成を図る
・行政が率先して多様性等を意識した施策の展開や事業の実施、市民対応などができるよう、その障壁となるアンコンシャスバイアスについて正しい知識を得る
研修参加者:札幌市職員(管理職)90名
研修日程:2025年1月
研修時間:2時間×2回
研修内容
・データで見る共生社会の重要性
・共生社会の実現に向けた行政の役割
・アンコンシャス・バイアスとは(職場で起こりうる事例を挙げながら、そのメカニズムを解説)
・アンコンシャス・バイアス チェックシート
・認知バイアスとアンコンシャス・バイアス
・バイアスへの対処方法(個人の取組・組織の取組)
受講者の声(アンケート結果から)
「グループワークは他の課長と意見交換できて、非常に参考になりました。」
「改めてアンコンシャスバイアスについて学ぶことができ、認識することができた。今後の業務に活かせるよう、この研修をきっかけに取り組んでいきたい。」
「無意識のバイアスが障害となる事はよく理解できた。克服に向け、どの様に取り組むか、研修をきっかけに考えていきたい。」
研修後のアンケートでは、90%以上の職員が研修内容に満足したと回答しており、研修を通して、アンコンシャス・バイアスに対する理解を深め、意識改革を促す効果があったと考えられます。
同様の研修を検討しているご担当者様へ
多様性が求められる現代において、アンコンシャス・バイアスへの対応は組織の成長に不可欠です。当研修では、座学だけでなく、グループワークや事例検討を通して、参加者自身がアンコンシャス・バイアスに気づき、具体的な対策を学べるプログラムをご提供します。貴社・団体の課題に合わせて研修内容をカスタマイズすることも可能です。ぜひ、当研修をご活用いただき、多様性を活かす組織づくりにお役立てください。
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