2005 07 / 08
個人読書録ライブラリー
自分が今まで読んできた本を全部見られたらなあ…って思うことありませんか?
ひとつの本棚に順番に収まっていて、ぱらぱらめくれたら。
先日実家に帰省した時、納戸の掃除をしていたら、たくさんの本・雑誌・マンガが出てきました。 埃まみれのそれらは、小学生から高校卒業くらいまでの時期に読んだ書物… 手に取りしみじみ眺めていると忘れかけていた当時の出来事が後から後からよみがえってきます。
小学校高学年では、江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズ、リンドバーグのやかまし村シリーズ、 父に贈られたものであろう『世界の偉人』という分厚い本、 そして何が大事で保管していたか覚えていない付録つき少女雑誌数冊…ああ懐かしい。
中学時代は、太宰治、芥川龍之介、横溝正史…立原道造や萩原朔太郎の詩集まであったりして、スゴイぞ自分、と自画自賛。
高校生になると、トルストイの『戦争と平和』やパール・バックの『大地』があったりして、 こんな小難しい本読んでたのかー、なんて素直にビックリしてしまった。 内容はすでに忘却の彼方だけど。
結局この、過去の本探索は、全巻出てきた『タッチ』を読み耽けるに至り、途中で終わってしまったけれど、 今度帰った時には全部調べてリスト化しようと思います。願わくは、色んな人の読書の歴史が分ったらいいのに。 そういう図書館が一人にひとつあって、他人の読書ヒストリーをのぞく、っていうのも面白いだろうなあ。
例えば、好きな人と同じ本読んでるって分ったらなんだか嬉しいでしょう? 嫌いな人も、こんな本読んでんのかーと見直したりして。 もし本を大事に保管されていたら、洗いざらい調べてみるのも面白いですよ。