2008 02 / 13
「格差社会とホームレス」シンポジウムに参加しました
去る休日、プライベートで北大に足を運びました。
別に母校ではないのですが・・・
(どーん!最近は札幌の観光名所でもあります)
ホームレス支援団体「北海道の労働と福祉を考える会」主催のシンポジウムで
テーマは「格差社会とホームレス」。
かねてから、ホームレスとそれを取り巻く人々の動向に注目していた小生、
この日を密かに楽しみにしておりました。
北星学園大学の学生が司会進行役で、シンポジウムはスタート。
(看板誤字の貼りなおしも初々しく・・・)
シンポジウムの中で圧巻だったのは
「ビッグイシュー」日本の代表者である佐野章二氏の講演。
この方、恐らく60代くらいと推測するのですが、とにかくパワフル。
下品じゃない関西弁、インテリだけど嫌味が無い、
人をそらさないパワーが、この事業を支えているのだと感じました。
(会場内の画像が無いため、北大構内の銅像をご覧ください)
「100%失敗すると周囲からも、専門家からも言われました。
でもだからこそ、”よし、やってやろう”と決意したんです。」
んん?どこかで聞いたセリフだなぁ・・・・
そう、よく企業の経営者が口にする言葉です。
ビッグイシューもNPO法人ではなく、有限会社なのです。
(あ、”大志を抱け”じゃないんだ・・・)
「なぜ成功したか、それはホームレスをビジネスパートナーと考えたから」
きっぱりと言い切る佐野代表。
限られた公演時間では、とても伝えきれない思いや苦労があるご様子でした。
また機会があれば、お話をうかがいたいと思いました。
(まだ冬の雰囲気が色濃い構内風景)
路上でホームレスが販売するビッグイシューは1冊300円。
(意外にも読者層で多いのが、20代の女性らしい)
販売員の方達も、市民との接点を励みにしているとのこと。
これまでも時々購入していましたが、
今度は勇気を出して、声をかけてみようと思います。
(広報F)