2019 11 / 19
あいの里で感動の嵐
先日のブログで取り上げた、某中学校からの「交流会のご案内」。
なんとか時間のやりくりの目処が立ったので、行ってまいりました!
くしくも前日から雪が降り、交通機関の遅れが心配されましたが無事たどり着いた場所は「あいの里」の奥。
遠い・・・・
遠すぎる!
周りは住宅街か畑。
不良になりようがない、勉学に集中できる最高の環境です。
(夏なら北海道らしい景色が広がって最高だろうなぁ~)
と思いつつ、ようやくたどり着いた、北海道教育大学附属札幌中学校の入口↓
先日取材を受けた「総合的な学習の時間」の活動発表会が、体育館で開催されるとのこと。
取材に来てくれたK君からも、直筆のお礼状と案内が届きましたので、これはぜひとも参加してみたいと思っていました。
スリッパを履いて校内に進むと、先生や生徒達が丁寧にアテンドしてくれました。
ううむ・・・なんて心地よい空気が流れているんだろう。
開始時間まで、ランチルームで待機とのこと。
オトナは生徒の親御さん達が大半のようです。ご夫婦一緒の方も多数。
ちょっとドキドキします・・・法人は慣れてるんだけど、学校はアウェー感満載。
ですが、ここは広報として図太く行っちゃいましょう!
定刻になり通された体育館には、10くらいのグループに分かれて席が用意されていました。
1チームに生徒5~6人と、聴講する大人用の席も6つ位。
生徒一人ひとりのプレゼンテーションを、15~20分間隔で聞いていく流れのようです。
生徒が自分で選んだ「社会問題(解決したいこと)」を、ネットや実社会人へのインタビューで掘り下げ、考察していくのですが、みんなプレゼンも上手!ヘタな社会人より分かりやすかったりして・・・
制限時間になるとブザーが鳴るんですよ!
緊張感ハンパない。これが中学3年生に求めるレベルとは・・・・。
ステージ上の本格的なタイマーに、学校の本気度を感じます。
このタイマー、我が社にも欲しいくらいです(特に社長の講話のとき)。
ちなみに、小生のチームメンバーの課題は下記の通り。
①外来種へのより良い対策は
②スポーツの問題からわかる社会問題の解決に、自分達ができることはないのだろうか
③罪のない人が殺されることは、どのように防げるのだろう
④働く上で、居心地の良い職場を見つける、選択するにはどうすればよいのか
⑤渋谷のハロウィン騒動の被害を最小限にするためには
途中で休憩が入りましたので、取材に来てくれたK君とS先生をパチリ。
S先生「うちの学校は、写真の顔出しぜんぜん大丈夫ですよ~」
「ええっ!?いいんですか!?」バチバチバチーーー(連写)
写真ひとつにしても、このイベントのスタイルにしても、学校がオープンマインドで社会と向き合っている印象を受けました。
「どうぞ私達の活動を見てください!こんなことに取り組みながら、生徒を育てています!」という前向きさがバンバン伝わります。
それにしても、自分の親の前でプレゼン、さらに質疑応答かぁ~・・・昭和の教育では考えられないクオリティの高さです。
なにげに座った席のお隣の紳士が、実はK君のお父さんだと知って驚愕!
さらに、遅れて登場した美しいお母さんと幼い妹・・・まるで絵に描いたような幸福な家庭ではありませんか。
自分のファミリーを目の前にしても、臆することなく課題発表をやりとげたK君。カッコ良すぎるじゃん!
まだ中学3年なのに、自分で企業にアポの電話をかけて、取材に訪問して
自分が疑問に思った問題を、一生懸命考えたりまとめたり、人の意見を聞いたり
それを自分なりのスタイルで文字にしたり、プレゼン用紙を書いたり・・・そして今日この発表ですよ。
人生のなかで、記憶に残らないはずがありません。
すべてのプログラムが終わりました、解散の前にみんなで記念撮影。
この瞬間は、子供らしさがはじけました。
みんなでピース!
「発表会で終わりじゃない、これからにつなげるんだよ」
最後に挨拶された先生の言葉は、生徒にきっと届いたことでしょう。
「この子達がいるなら、日本の未来は明るい!」と、希望を胸に校舎を後にしました。
(広報F)