2020 01 / 30
旭川の穴場
前回ブログのつづきです。
旭川を訪れた小生が向かった先は、キャリアバンクが厚生労働省から受託運営している「旭川若者サポートステーション」。
買物公園の中にある「マルカツ」デパート。
老朽化は激しい建物ですが、この中に入っている「アニメイト」(4階)が若者を力強く牽引してくれています。
昨年はじめて訪問したときは、マルカツ内の色々な事に面食らいましたが、今回は5階までスイスイです!!
レトロなエスカレーターを昇って・・・
反対側にあるので、のぼりエスカレーターを降りたらUターンして下さい。
100円ショップ「Can★DO」のレジ側にある通路というか、フリースペースが見えてくるはずです。
テーブルと椅子がいくつか置かれていて、「どうぞご自由に」感が満載。
老若男女が、本を読んだり、食事をしたり、談話してたり、思い思いの時間を過ごしています。
置いてある(主に)マンガ本、レンタルは出来ないけどこの場で読むのはフリーダム。
「えっ!『サラリーマン金太郎』って、もう20年も続いてるの!?」
と、思わずつぶやいてしまいました。
いま調べたら、正確には26年目のようで、いやはや・・・こんな場所で時代の流れを実感。
そのフリースペースに面しているのが、通称「サポステ」です。
「どうも~!」
・・・あ、今はちょっと忙しそうです。
とりあえず周辺の設置物を眺めつつ・・・いやぁ、いまの就活情報って漫画なんだな~
特に建設技術系の職業訓練案内の完成度がすごい、絵やストーリーもしっかりしています。
これなら若者もとっかかりやすいし、3Kなどという先入観が少なくなりそう。
こちらは地元の広報誌のようですが、タイトルがさすが「川の町」旭川だなぁ。
どうやら最新号の「ぶりっじくらぶ」にサポステの「お仕事説明会」情報が取り上げられたようです。
サポステの役割は、就職活動の入口に立てない若者たちの背中を、いろんな角度から”そ~っと”押してあげること、とでも言いましょうか。
お隣の「ハローワーク」や「ジョブカフェ」に行きにくいという方や
まだ心の準備も、情報収集もできていない、ゼロ状態の方も入りやすい施設です。
まずはスタッフがお話をじっくり聞きます。
それでもこんなに就職が決まっているんだぁ・・・・
旭川サポステのMコンサルタントも、実に柔らかい口調と謙虚な人当たりで、相談者からの信頼も厚いです。
「いやいやとんでもない・・・・(汗)」
と言いつつ、いつの間にか他人の雑用を爽やかに処理してしまうM氏。
彼が講師をつとめるセミナー「アサーション」は今日開催。
~人との会話に自信のない方 にロールプレイなどを通し練習を行います。相手の気 持ちを考え、自分の主張もするアサーションスキルの基礎も学びます~ って・・・、まさに適材適所を感じます。
小生「さっき初めて三番館も見てきました」
M氏「あ、そうなんですね!(笑)僕の母親も買物といえばトップ3に入るくらいの場所です」
ご存知ですか?旭川の三番館。
小生も今回ネットで調べていて初めて知ったのですが・・・・地元の老舗デパート。
すごく名物の「あれ」がいるらしいんですが・・・
あった!
「虎」と「じゅうたん」が有名な三番館は、「旭橋と同じ昭和7年生まれ」だそうです。
このレトロ感からおわかりの通り、ターゲット層はシニアのマダム達。
建物と消費者は昭和っぽくても、令和のキャッシュレスは猛スピードで浸透しているようです。
そのアンバランスが妙にウケました。
シニアのマダムががお買物やクラブ活動を満喫している空気感、ビンビン伝わります!
冷やかし客の小生、若干のAWAY感を覚えるのですが、自意識過剰でしょうか?
あちらこちらの空間に、「三番館川柳会」の名作が貼られているのですが・・・どれも年輪を感じさせる名作ぞろいです。
M氏「三番館のあたりは昔すごく賑わっていて地元で銀座商店街とも呼ばれてました。でも一時期、三番館は閉店の噂も流れてたんですよね。周辺のお店も随分なくなりました」
たしかに、マダムはちらほら見かけたものの、イオンの活気とは温度差を感じました。
三番館近くで見かけた「銀座商店街」のマップには、”旭川市民の台所”のキャッチフレーズが。
どの都市も、時代の変化とともに、エリアの隆盛ってあるものですね・・・・
M氏「でも三番館の地下の”じゅうたん”売り場は、けっこう品揃え豊富なんですよ!」
次回の旭川出張ではラグマットでも買いますか!それまで三番館さん、持ちこたえてください。
(広報F)