2021 02 / 19
苫小牧で初体験
某日、出張で苫小牧に行ってきました。
「苫小牧と言えば、製紙工場」・・・って、子供の頃習ったなぁ・・と思い出しました。
この煙突が、街のどこに居ても見える、まさに地元のアイコン的存在ですね。
方向音痴の身にとっては、非常にありがたい!
あいにくこの日は全道的に”大荒れ”の天候、ニュースにも取り上げられていました。
北海道はこと、冬に関しては悪天候でJRや飛行機が「欠航」「運休」、高速道路は「通行止め」になることが多いので、移動の際には注意しなければなりません。
ギリギリのスケジュールはたいへん危険です!
小生も、前日は函館で仕事だったのですが、大事を取って前夜のうちに苫小牧に移動して大正解でした。
当日だったら、「JR運休」で大ピンチに陥っていたことでしょう。ぞぞぞ~~(震)
王子製紙の煙突からたなびく煙は、その日の風向きや強さも伝えてくれるようです。
昼に近づくほどに、吹雪になってきて煙が横になり・・・最後は空と煙が白一色で見分けがつかなくなりました。
ちなみにこちらはJR苫小牧駅。
駅にいるのは出張のビジネスパーソンか、通学の学生たちが主流。
地元の人は、かなり高確率で「車移動」が中心だそうです。地方都市は広いからな~。
にしても、国道の太さとトラックの多さ、他の地方都市とは違った”力強さ”を感じました。
さすが「工業のまち」苫小牧。
「自動車関係の企業が多く稼働しているので、コロナの影響はありつつも、お金は比較的ある街だと思います(地元民談)」
かと思えば、苫小牧エリアは化石の宝庫でもあります。
いきなりパオ~ン!
マンモスが北海道に生息していたなんて、ちょっと想像できないですよね。
しかも1万年以上前の氷河期って・・・・
東日本大震災が10年前、その余震がつい先日来て再びビビったばかりです。
地球は活動している、そして10年、100年のスパンじゃないところで、もっと大きな変動が続いていることは実感できます。
日常生活から少し目を離して、自分の物差しの「目盛り」を変えてみると、大きな発見があるものですね。
さて、では現実に目盛りをもどしましょう。
苫小牧には、キャリアバンクが受託運営している「若者サポートステーション」があります。
王子不動産第二ビル、ううむ・・・やはりこの土地は「王子」グループが強いな~
あ、このビルだ。
大きすぎて入口を間違えました。
どうやら商業施設と一体化しているようです。
以前も来たんだけど、同行者にお任せで全然覚えていない自分。
こちらがショッピング系の模様↓
とまチョップのマスクがかわいい。
小生の仕事中、窓の外は大変な暴風雪で恐ろしい轟音が響いていましたが、
帰るころには、煙突の煙も穏やかに流れていました。
最近のJRって、電源もついているんですか!?(田舎者)初めて見ました~!
めっちゃ行き届いているじゃありませんか。
苫小牧から札幌までの帰り道、短い旅ではありますが快適に過ごせました。
と、締めくくりたかったのですが、18時頃に発生した白石駅構内の人身事故による影響で、”札幌行きの全線運行停止”のアナウンスが。
小生の乗った車両は北広島駅で、完全に止まったままとなりました。こんな体験は人生初です。
(ええ~っ!?こ、ここで降ろされるのか???家に帰れるのはいつ?)
JR乗務員さんが緊迫した表情で、一車両ずつ状況を説明、お詫びをして回っています。
「私の経験上、ここで降りたとしてもアクセスが悪く、バスの本数も少ないです。おそらく車内でお待ちいただく時間は、1時間半くらいではないかと・・・(汗)」
「ただいまからドアを開けます」
「空気の入れ替えを行います」
本当に申し訳なさそうに、一生懸命状況説明をしてくださる乗務員さんたちに、頭が下がりました。
JR北海道は、ただでさえ赤字だったり故障が多かったり、そのうえコロナ対策で、現場の皆さんは日頃からストレスたまるでしょうね。「そんなに恐縮しなくても、こっちは大丈夫ですよ!」と励ましたいくらいでした。
乗客はあきらめているのか、慣れているのか、騒ぐ人や不満を口にする人は見受けられません。
ただひたすらに黙って復旧を待っています、整然と。
日本人は本当に静かで和を乱さない民族だなぁと感じます。暇つぶしできるスマホの影響も大きいでしょうね。
結局、運行再開まで2時間。
正真正銘、たっぷりと苫小牧の出張を味わいました。
(広報F)