2025 01 / 10
2025年最初のカルチャーショック
長い9連休のあと、みなさまどんな一週間をお過ごしでしたか?
やはり「しわ寄せ」って言うんでしょうか?
妙に忙しかった気がします
休み明けに馬車馬のように働いている人は、結構多いんじゃないでしょうか、ふ~っ・・
2025年も、どうぞよろしくお願いします。
昼休み、野暮用でチカホを通ったのですが
きょうは日中も氷点下だったので、人通りはかなり多かったです。
そしてスーツケースを転がすインバウンドの方たちも。
韓国語、中国語etc・・・飛び交っていてさすが観光都市札幌。
出店では冬靴が人気でした、ちゃんとした滑り止めがついた靴をお持ちでない地域の方は、おおいに助かりますよね。
札幌は最近、寒いけれど天候は穏やか
今のところドカ雪もなく、JRも概ね通常運行・・・だと思います。
(当ビル北側の光景)
でも新幹線延伸工事の終了が、当初予定の2030年から2038年になるというニュースを聞いて、多くの道民が落胆した年末でありました。
いろいろ事情があるんでしょうね。
極寒の中、文句を言われながら作業をする現場の方たちが一番辛いんじゃないでしょうか。
何はともあれ、事故なく作業を続けていただきたいと思います。
かたや、当ビル南側の解体工事はといいますと
いきなり巨大クレーンがお目見えしました。
本当に目の前で迫力あります。
下の方も、かなり作業は進んでいる模様・・・よしよし。
とにかく周辺のビルだけでも早く建て直していただけると、ランチ難民から解放されます。
みな飲食店のオープンを心待ちにしていますので、よろしくお願いします。
さて、こちらは年末恒例のカレンダー抽選会風景。
厳密には、抽選会後の在庫放出タイムの様子です(仕事納めの日)
ものすごく活気づいていたのでパチリ。
残り物には福があるのか?・・・という期待感に満ちていました。
え?単に面白好きな社員が多い・・・?
かもしれません。
でも普段は真面目にやってますよー。
今年一発目の社内研修はこちら
「LGBT理解促進セミナー」
ニュースでよく見聞きするLGBTって、実際どんなことなのか正確に理解している人は少ないのです。
多様な人材が働きやすい企業となるべく、その第一歩としての社内研修。
ハイブリット形式で、トータル300人あまりの従業員が受講しました。
講師はこの方
満島てる子さん、LGBTの当事者です。
資料のプロフィールより⇓
自分の事は男性だと思っている。
好きになるのは男性。簡単に言うと「ゲイ」。
女になるつもりはないが、女の格好をするのが好き。
女装をしたい男性のための店「7丁目のパウダールーム」で働いているが、
店だけでなく普段からも女装している。
ご本人のサイトの写真がこちら
ううむ・・・・
ハードル高し!
セミナーの内容
・「LGBTQ]って何?簡単な基礎知識紹介
・学齢期のLGBTQ、若い命の置かれている現状
・気軽にできる「アクション」
女装バーの店長さんだから、きっと面白おかしい話が盛りだくさんと勝手に想像していたのですが、実際はとても緻密でわかりやい真面目な講義でした。
さすがテレビのコメンテーターで出演されている方、惹きつけられます!
全員が真剣に話に聞き入っています。
ベテラン女子社員曰く「今までのセミナーで一番拍手が大きかったと思う」とのこと。
LGBTQは約10人に1人の割合でいるそうです。
それは左利きと同じくらい、とのこと。
でも、自分が当事者だとは手を挙げられないのが現実ではないでしょうか。
本当の自分の気持ちを封印して生きていく事は、どれだけ苦しい事なのでしょう・・
今回の研修で、初めて思い至りました。
それだけでも、聴講できて良かったと心から思える内容でした。
(淡々と、終始落ち着いた口調でお話しする満島さん)
30代女子社員の感想⇓
セクシュアリティーツリーのゲイの話で、
「体は女性、心は男性、好きになるのが男性という場合において、その方はゲイになる」
という部分にハッとしました。
もし、その方がお付き合いをしていたとしたら、
傍目からみたら異性カップルに見えると思うのですが、同性カップルであるという可能性もある
と知ったことは、LGBTQを理解する一歩と思いました。
「日本で多い苗字トップ4の人口よりもLGBTQの方の割合が多い」ことも驚きでした。
それなのに、知り合いや、若しくは自分がLGBTQに該当するか、
という質問の時はドキっとしてしまい
「やましいことをしているわけではないのになぜ答えにくいのか」
という解説を聞いていたときは、ただただ自分が持っている偏見を恥ずかしく思いました。
私自身、偏見のないように生きようと思っていましたが、
実は偏見の塊なのかもしれないな、良くないな、学び続けて考え続けなきゃいけないな
というのが率直な感想です。
ありがとうございました。
ひとりひとりが、大事なものを受け止めた90分。
マスメディアやネットの切り取りだけでは、
事実は正確に伝わらないと、改めて気づかされました。
同時に"知らない"ということは、恐ろしい事だとも。
このような啓蒙活動を、札幌市が積極的に推し進めていること
そして満島さんご自身が、見事に伝道師として表現されているのが素晴らしいですね。
私たちは立ち止まらずに、時代の変化についていかねばと改めて感じた研修でした。
(広報F)