2025 03 / 06
入院体験記
私事で恐縮ですが
2週間ほど、某病院の整形外科に入院しておりました。
いままでこれといって大きな病気をしたこともなく
「人生初の大型入院・手術」で、緊張しながら当日を迎えました。
キャリアバンクではメディカル事業部もあり、日常的に
「OP」「クラーク」「レセプト」「医師事務作業補助」
などの医療用語は聞こえてくるのですが、実際現場に患者として入ると
また違った感覚になるものですね。
まず、入院が決まると、どっさり事前の資料?を渡されます。
その一つがこちら
へーっ!レンタル(有料)を契約すると
「タオル・寝巻・歯ブラシ・コップ・シャンプーリンス・ボディソープ・歯磨き粉・ティッシュ・ストロー・スプーンお箸・紙おしぼり」
etc・・・が渡されるんですね。
他にも手術内容によっては紙おむつとか。
突然事故で長期入院の患者さんなど、何も用意がなくても困らないようにできているのですね。
ちなみにこれは病院が契約しているレンタル会社の運営。
必要ない方は、自前で持ってきても構いません。
ただし、寝間着やタオルは院内のコインランドリーで自ら清潔を保つこととなります。
そして、こちらが2週間お世話になるベッド。
テレビや冷蔵庫は有料カードで使えます。
ベッドは昇降可能、体調や用途に合わせて操作できるので快適です。
入院前に看護師さんに
「あの~大部屋は何人くらいなんですか?」と聞いたところ
「4人です」
「えっ!!?もう6人じゃないんですか!?」
「(笑)、料金を追加すれば個室にもできます」
ううむ・・・またしても時代に取り残されていた。
さらに驚いたのは
コロナ以降、各ベッドのカーテンは原則閉めておくということ。
(病院によりルールは異なるかもしれませんが)
なので、いつもこんな感じ。
同じ部屋でも患者同士の会話はほとんど無く、静かなビジネスホテルのようです。
もちろん「お見舞いの方が病室に入ってくる」な~んて光景もコロナ以降ありません。
面会は予約制、決められたルールで短時間となっており、大昔のようにワイワイガヤガヤの光景は見られません。
また、面会をしている方は同フロアでは居ないようでした。
さて、小生は両足を手術したため、しばらくは自力で歩けずこんな感じ・・・・。
回復に伴い、車椅子に乗るリハビリ生活がスタート。
車椅子も、当社のアカデミーや訓練校で何度も研修している光景を目にしていますが、自分が乗って初めて気づくことばかりでした。
なんといっても、車輪を自力で回すので二の腕がキツい。
車椅子バスケって、どんだけ大変なの??
とはいえ、ベッドを離れるのはささやかな気分転換&リハビリになります。
院内唯一のコンビニまで、一日3~4回ペースで買い物に行ってました。
病院にコンビニやカフェがあるのは、最近はスタンダードなんですね。
非常に便利ですし、患者・職員ともに活用している様子です。
スタッフの皆さんも忙しいから、院内で済ませることが多いのでしょう。
ちょうど災害時用のラジオも欲しいと思っていたので、暇潰し用にコンビニで購入。とても役立ちました。
久しぶりにラジオを聞いて衝撃だったのは、テレビ同様ACジャパンのCMが多数流れていた事。
マスメディアの過渡期を実感しました。
コンビニには前述のレンタル品が無くても、全て手ごろな価格で揃っています。さらに野菜やスイーツまで。
なんて行き届いているんでしょう!
そして、休憩スペースには病院らしくこのような座席も。
いつもたくさんの人で賑わっていました。
さてさて、一番の楽しみと言える食事はこのような感じ、朝のサツラク牛乳は嬉しいですね。
足りないように見えますが、活動量も少ないのでおなかも減りません。
ただ、白米は「ふりかけ」「梅干し」なしでは次第に厳しくなってきます。
「病院の飯は旨くないよ」
という噂も聞きましたが、限られた予算でバランスの取れた栄養、咀嚼のしやすさ、見た目など、作るほうも相当苦心しているのではと想像します。
サラダに小さなホタテや、汁物にアサリが入っていたり
祝日にはお赤飯が出たり、意表をついてカレーライスや麺類が登場するなど、やはり食事の楽しみというのはありますね。
それにしても2週間はとても長く辛かった
でも過ぎてみればあっという間の完全看護生活でした。
この大きな施設の中で、実に多くの職種の方たちが働いているんですね。まるで一つの戦艦のようです。
この期間にお会いした方たちを振り返ると・・・
医者(整形外科医・麻酔科医)・看護師・看護助手・薬剤師・放射線技師・理学療法士・歯科衛生士・管理栄養士・ソーシャルワーカー・医療事務
はたまた技師製作や機器メーカー担当、シーツ交換、配膳、清掃、売店の方々から受付案内のボランティアまで・・・
患者さん相手というデリケートで大変な仕事ながら、
感謝され、やりがいも感じることも多々あるからこそ、みなさん続けておられるのではないかと感じました。
私たちも、そのお仕事を誇りをもってご紹介し続けたいと思います。
(広報F)
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