2025年4月アーカイブ

先週末ひらかれた「被爆ピアノコンサート」のご報告です。

3月29日(土)「関東では25℃、半袖の人もいます」「桜が咲いています」

なんて全国ニュースが流れていましたが、こちら北海道は別世界。

まだ路肩に雪が残っています、でも春の気配は感じますよ。

気がつけば、北海道庁の「なんちゃってシート」もなくなって、ホンモノが姿を現しています。

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前回のブログで予告した、高校生たちが主体となって開くピアノコンサート。

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1階インナーガーデンが最初のステージとなります。

午前中から運営する高校生や、取材目的のマスコミ数社が集まっていて

既に「何があるの?」という緊張感に包まれていました。

ある意味、一番のクライマックスは「被爆ピアノ」をトラックから降ろすシーンでした。

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いや~ホント、晴れていて良かった!

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大人たちは「できるだけ高校生主体にしたい」という思いから、裏方に徹しています。

なので、ちょっとアドバイスはするけど、基本はぜんぶ学生たちが動いています。

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という絵を、追いかける取材陣(殺気立ってる)

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さすが10代、意外と力あるね!

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学生たちは、いろいろな学校から有志が集まっているようです。

各メンバーが自分のできる役割を、彼らなりにまっとうしようと奔走している姿が健気でした。

すべての備品セッティングが落ち着き、いよいよストリートピアノの始まりです。

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千羽鶴とランプの火が、このピアノの重い歴史を物語っています。

そして結構傷だらけです。

演奏できるまで、矢川さんが修復されたのですね。

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自由演奏だけど、みんな上手いなぁ・・・

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通りかかった人も、気軽に着席して耳を傾けています。

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当日のスケジュールはこんな感じ

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昨年、イベントの相談に来てくれた皆川舞奈さんが挨拶をしています。

高校生平和大使として、このイベントの実現に向け今日まで奔走してきました。

その様子は、メディアでも大きく取り上げられました。

HBCニュース

STVニュース

UHBニュース

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これらの動画で、当日の雰囲気は十分伝わったかと思います。

なのでシブログではもちろん、それ以外のこぼれ話を記録しますね。

まず、当日は晴れてましたがやっぱり寒かった!(札幌の最高気温6℃)

インナーガーデンって、ほとんど外と変わらない室温なので長く居ると底冷えするんですよね。

高校生は制服姿で駆け回って平気そう(若いし)でしたが、

やっぱり大人は寒い!コートを着て丁度良い。

でも演奏する時は・・・・・・

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ピアノ奏者の豊口健さん、サックス奏者の池田篤さん

素晴らしい演奏に観客は酔いしれましたが

たぶん指が相当「かじかんで」いたと思います。

「寒かった―!」と、エレベータでご一緒した池田さんの笑顔が印象的でした。

手弁当でも、このイベントに協力したいという皆さんの想いが伝わります。

そして今回、主役ともいえるピアノ調律師/矢川光則さん

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広島からピアノを運んでくれたのですよね。

でも誰よりも飾らず控えめなご様子で、むしろそのお人柄を感じました。

だって、ジャンパー姿ですよ?(写真右)

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会場設営の際、矢川さん自ら「ここではPAは使わずにやりましょう」とおっしゃったそうです。

インナーガーデンの空間は、人工的じゃない音が似合うと思ってくださったのですね。

そのインスピレーション、密かに嬉しいです。

でも実際はじまってみるとちょっと、通路がザワザワしてて、空間も意外と天井高くて・・・

対談の声が聞こえなくて、途中からマイクを投入させていただきました。

ぶっつけ本番の会場は、いろんなハプニングがあるものの、無事にコンサートは終了し

みなさんは慌ただしく次のチカホ会場へと移動されたのでした。

え?このあと3日間、6会場でこのイベントやるの???

その時、関係者(大人)のつぶやきを思い出しました。

「高校生たちが"あれもやりたい、これもやりたい"って、熱意がすごいんだよね」

ううむ...若いって素晴らしい。

次世代への継承を実感するイベントでした。

(広報F)


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